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​研究指導方針

 

麻酔科学とは、手術をはじめとする各種の有害な侵襲に対する患者の過剰反応を物理的・薬理学的にしかも可逆的に抑制し、患者を最も生理的で健康な状態に戻す方法を研究する学問である。このためには生理学,薬理学を中心とする基礎医学の上に立って、臨床医学の広い分野を理解することが必要である。したがって麻酔学及びその関連分野又は派生分野としてのICU,ペインクリニック,救急蘇生,緩和ケアなどを修めさせるために、関連基礎学科と協力してできるだけ広い範囲に目を注ぐ能力を開発させたい。

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​現在の主な研究内容

ー 人工呼吸と呼吸管理 

* 術後呼吸不全・急性肺障害
  気管喘息等の人工呼吸

* 気道管理とVAP(人工呼吸関連肺障害)

* 換気様式と同調性

ー モニター 

* 脳波モニター、麻酔深度モニターにより
  各種麻酔薬による影響
  各種鎮静剤による影響

* 筋弛緩モニター
  スガマデックスによる筋弛緩の回復過程に関する研究

* 気管挿管に関する研究

ー 手術室と集中治療室において得られるバイタルデータを用いたデータベース研究 

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